柳生十兵衛死す〈上〉 価格: 1,427円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 作者が忍法帳モノを書くことを終え、 明治モノ、室町モノへと着手していく中、 唯一十兵衛モノで忍法帳を書いてみたいと思っていた作品。 それが『柳生十兵衛死す』です。 『魔界転生』『柳生忍法帳』の後、相当のブランクを経て、 この作品が生まれました。 この作品でもって三部作とし、十兵衛モノを完結させたいと 思っていた作者が、70歳を越えてようやくの発表できた作品。 山田風太郎氏の執念が垣間見れられます。 確かに忍法帳全盛期と比べれば、エロスが足りなか |
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刺客 柳生十兵衛 (ハルキ文庫―時代小説文庫) 価格: 620円 レビュー評価:1.0 レビュー数:1 江戸、三代将軍徳川家光の時代、幕府の総目付で将軍家兵法指南役の柳生但馬守宗矩が襲われる。重職にある宗矩をいったい誰が襲撃したのか、息子の十兵衛三厳に探索させると、徐々に浮かび上がってくる御三家筆頭の尾張徳川家と尾張柳生一門の影。尾張藩の陰謀と、強敵 柳生兵庫助の前に、十兵衛必殺の剣が唸りをあげる。 時代小説、特に剣豪小説チャンバラ小説が好きなもので、書店で「柳生十兵衛」「宮本武蔵」などの名前の入った本を見ると、ついつい手に取ってしまいます。こうしたタイトル買いした中に思わぬ当りがあって、以来、その作者の熱心な読者になったということもあります。本書も、作者がどのような |
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柳生十兵衛神妙剣 価格: 1,680円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 十兵衛がとにかくカッコイイ。 といっても完璧な強さを持った人物では無くて若さの残る、されど決める所は決める。 それが読者に心地よさを与えてくれます。その他の人物もちゃんと 個性が活きているので、読んでいてあきません。 時代小説に在りがちな、小難しい文体でもなく、十兵衛の使う 新陰流についての描写も鮮明で、とても面白かったです。 柳生十兵衛を知るには良い本だと思います。 |